韓国新政権、日本に代表団派遣へ 尹氏側「協調へ期待」

【ソウル=恩地洋介】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領の報道官は17日、今月24日から5日間の日程で日本に代表団を派遣すると発表した。日本の政財界に人脈を持つ国会議員や元外交官、専門家ら7人がメンバーで、日韓関係や日米韓3カ国の連携について日本政府と協議する。
代表団は日本滞在中に外務省や与野党関係者との会談を予定している。尹氏の報道官は「対北朝鮮での協調や、韓日間の懸案を解決する土台を築く効果があると期待している」と述べた。
団長は韓国国会副議長の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)氏が務める。韓日議員連盟幹事長で次期与党「国民の力」の金碩基(キム・ソッキ)議員、大統領選で対日政策のブレーンを務めたソウル大の朴喆熙(パク・チョルヒ)教授らが参加する。
新政権発足後の外交日程についても調整するとみられる。5月には両政府の高官や首脳が往来できる複数の機会がある。
10日の大統領就任式には、日本側の政府や与野党の関係者が出席を検討している。下旬に日本で開く日米豪印の「Quad(クアッド)」首脳会合に韓国側がオブザーバー参加する構想もある。
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