中国「日米の内政干渉に反対」 同盟強化などを批判

【大連=渡辺伸】中国外務省の汪文斌副報道局長は16日の記者会見で「日本と米国が共謀して中国のイメージを傷つけ、内政に干渉し、発展を抑制する茶番劇を演じた。断固として反対する」と述べた。日米両首脳が13日の会談で中国などへの抑止力向上を念頭に日米同盟の強化を打ち出したことを批判した。
汪氏は「日本はアジア太平洋の安定に対する破壊者だ」と批判。「中国は、米国と日本が中国を封じ込め、抑圧するという心の悪魔を取り除くよう促す」と述べた。
岸田文雄首相は13日、米国でバイデン米大統領と会談。共同声明では中国を名指しして「増大する挑戦に直面している」と指摘。「台湾海峡の平和と安定を維持することの重要性」などを訴えた。