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SMIC、副董事長にTSMCの元COO

共同CEOは辞意

REUTERS/Aly Song/File Photo

【北京=多部田俊輔】中国の半導体受託生産大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)は15日、台湾の同業、台湾積体電路製造(TSMC)の共同最高執行責任者(COO)を務めた経験を持つ蔣尚義氏を副董事長に充てる人事を発表した。この人事に反発し、SMICの梁孟松・共同最高経営責任者(CEO)が辞意を表明した。

蔣氏は15日にSMICの副董事長と戦略委員会メンバーに就いた。蔣氏は台湾大学卒業後、米スタンフォード大で電子分野の博士号を取得。米テキサス・インスツルメンツなどを経て1997年に台湾に戻り、TSMCで半導体開発を担当した。共同COOを務めて2013年に退任した。

中国のハイテク産業へは米国の圧力が強まっており、独自で半導体技術を高度化する必要に迫られている。

SMICは16年に蔣氏を社外取締役に招いたが、19年6月に退任。蔣氏は半導体受託生産の弘芯半導体製造(HSMC)のCEOに就任した。その後、今年に入って同社の経営が事実上の破綻状態となり辞任した。

一方、SMICは16日、梁氏から辞任の申し出があったと発表した。中国メディアが報じた梁氏がSMIC取締役会に提出した文書によると、「(周子学)董事長からの9日の電話で蔣氏の副董事長就任を聞き、知らなかったため非常に驚くとともに理解できなかった。私に対する尊重と信任がすでになくなったと感じた」として辞意を表明した。

梁氏も台湾出身。米カリフォルニア大学バークレー校で電子分野などで博士号を取得。92年に台湾に戻り、TSMCで半導体の研究開発を担当する部門のトップを務めた後、韓国サムスン電子に移籍。最先端の開発を担った後、17年にSMICの共同CEOに就き、同社の技術開発をリードしてきた。

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