中国蘇寧、拡大戦略のツケ ネットとの融合進まず
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【上海=松田直樹】中国の小売り大手、蘇寧易購集団が急減速している。百貨店や外資系スーパーの買収、コンビニエンスストアの出店攻勢で事業領域を広げるも収益化に苦しむ。祖業の家電量販事業では大量閉店を進める。5年前、ネット通販最大手アリババ集団と資本提携したが、相乗効果を出せていない。「リアル」が軸の拡大戦略は修正を迫られている。
「最近の誤った報道や噂が事業に影響を及ぼしている。外部の声に惑わされない...
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