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中国調査船、スリランカ入り 「債務のワナ」象徴の港

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【ムンバイ=花田亮輔】中国の調査船「遠望5号」が16日、スリランカ南部のハンバントタ港に入った。スリランカのメディアが報じた。同船は当初11日から17日まで停泊する予定だったが、「スパイ船」と疑うインド側の懸念を背景にスリランカが入港延期を要請した。同国は13日になって、16日の入港を認める方針を明らかにしていた。

ハンバントタ港は直近まで政権の要職を占めていたラジャパクサ兄弟の地元にあり、中国からの投資で開発が進んだ。スリランカは債務返済に行き詰まり、2017年に同港の99年間の運営権を中国に引き渡した。援助と引き換えに権益を失う「債務のワナ」の典型例と指摘されてきた。

遠望5号は衛星などの観測任務に従事してきたとされるが、インドのメディアは同船が中国海軍の管理下にあるスパイ船だと報じた。インド外務省の報道官は7月下旬に同船の入港を巡り、インドの安全や経済的利益を守るうえで「必要なあらゆる手段を講じる」と警戒していた。外相会談などを通じて懸念を伝えたとみられる。

スリランカ外務省は8日に入港を延期するよう中国側に申し入れたと明らかにした。13日に「外交チャネルを通じて全ての関係者とハイレベルで広範囲な協議を実施した」と表明したうえで、遠望5号の16日から22日までの停泊を認めると発表していた。

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