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中国最大級の貿易商談会が開幕 約7800社出展

【広州=川上尚志】中国最大級の貿易商談会「中国輸出入商品交易会(広州交易会)」が15日に広東省広州市で開幕した。会期は19日までで、会場には約7800社が出展した。会場開催は2年ぶりだが、従来の来場者の主体だった海外からの仕入れ業者(バイヤー)は新型コロナウイルスの水際対策のため参加が難しく、盛り上がりに欠ける面もある。

「昔からの顧客は何人か来てくれたが、今回の来客は少ないだろう」。クリスマスツリーを展示していた山東省のメーカーの担当者はぼやく。会場には衣類や家電、日用品といった16分類で約1万9000ブースがひしめく。

家電などのブースは一定の来客が見られたものの、会場の隅の方にあった生地のブースは閑散とし、出展企業の担当者の多くがスマートフォンをいじって時間をつぶしていた。「あまり期待はないが、業界の動向を知り、自社の存在感を示すため参加した」(工作機械のメーカー)という声もあった。

広州交易会は毎年春と秋の2回開催しており、今回で130回目を迎えた。新型コロナ問題前であれば、世界から約20万人のバイヤーが集まり、会期中に300億㌦(3兆円超)規模の仕入れ契約が結ばれていた。今回は4回ぶりの現場での開催となり、「コロナ禍での世界で最大の展示会になる」と事務局は胸を張る。14日の開幕式で講演した李克強(リー・クォーチャン)首相も「各国の企業が中国の発展のチャンスを共有できる」と持ち上げた。

ただ新型コロナの感染対策のため、今回は会期を当初計画の20日間から5日間に短縮した。来場するには原則として新型コロナのワクチンの接種を済ませている必要があり、48時間以内のPCR検査の陰性証明の提示も求める。

水際対策のため、広州市政府は交易会の開催にあわせ、海外から市内を訪れる人に対するホテルなどへの強制隔離措置も従来から7日間延長し21日間にした。海外のバイヤーの来場は難しく、商談は原則としてオンラインで実施することになる。

今回はオンラインの会場にも約2万6000社が約6万ブースを出展する。ただ過去の開催例では「オンラインで出展しても商談に結びつかない」と打ち明ける出展企業もあった。今後も海外からのバイヤーが自由に来場できるようになるまで、難しい運営が迫られそうだ。

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