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北朝鮮が弾道ミサイル2発発射 日本のEEZ内に落下か

韓国はSLBM発射成功

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北朝鮮の金正恩総書記は軍備の増強や精度の向上に注力している=朝鮮中央通信・ロイター

【ソウル=鈴木壮太郎】韓国軍合同参謀本部は15日、北朝鮮が同日午後、日本海に向け短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表した。岸信夫防衛相は15日夜、弾道ミサイルの落下地点が日本の排他的経済水域(EEZ)内と推定されると明らかにした。

資源探査などで日本の主権が及ぶEEZ内に北朝鮮のミサイルが落ちるのは2019年10月以来2年ぶり。

北朝鮮の弾道ミサイルの発射は21年3月25日以来となる。韓国の専門家はこの時と今回のミサイルは同型と分析している。北朝鮮は今月13日、新型の長距離巡航ミサイルの発射実験に成功したと明らかにしたばかりだった。

韓国軍は15日午後0時34分ごろと同39分ごろ、北朝鮮内陸部の平安南道陽徳(ヤンドク)郡付近から発射された2発のミサイルを捕捉した。岸氏によると、50キロメートル程度の低い高度を迎撃が難しいとされる変則軌道で750キロメートル飛び、石川県能登半島沖の舳倉(へぐら)島の北300キロメートル付近に落下した。

日本政府は発射直後に落下地点を「EEZの外と推定している」と発表していたが、15日夜になって岸氏が発表内容を修正した。

菅義偉首相は15日午後、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したと断定した。「日本と地域の平和と安全を脅かすもので言語道断だ」と述べ、国連安全保障理事会の決議に違反すると指摘した。政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮側に抗議した。加藤勝信官房長官は「現時点で航空機、船舶への被害報告などの情報は確認されていない」と語った。

一方、韓国国防省は15日、8月に就役した新型の3000トン級潜水艦から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射し、計画どおり目標に的中させたと発表した。射程など詳細は明らかにしていないが、射程500キロメートルの弾道ミサイル「玄武」の改良型とみられる。

韓国はSLBMの一連の実験を終え、実戦配備に移る。南北の軍拡競争が加速している。

SLBMは北朝鮮も発射実験しているが、潜水艦からの発射はこれから。韓国は北朝鮮のSLBMは未完成とし、世界で7番目の潜水艦発射成功と強調した。

北朝鮮の弾道ミサイル発射はSLBM発射実験の直前だったが、韓国は予定どおり実施した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領も実験に立ち会った。

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