BTS、公演3回の売上高100億円超 世界で246万人視聴

【ソウル=細川幸太郎】K-POPアーティスト「BTS(防弾少年団)」の3日間のライブコンサートを世界191カ国・地域の合計246万人が視聴したことが分かった。ライブ会場と同時中継の映画館、オンライン配信の有料視聴を合わせて、公演3回の売上高は100億円を超えた。
BTSは10日、12日、13日にソウル市内で、2年半ぶりに観客を動員したライブを開催した。
オンライン配信のほか、世界で75の国・地域の3711カ所の映画館でライブビューイングを実施した。所属事務所ハイブ傘下のビッグヒットミュージックがチケット販売状況を集計した。
ライブ会場では一般席16万ウォン(約1万5000円)で4万5000人を動員。映画館の入場料は日本5100円、米国35ドル(約4100円)で140万人が来場した。
オンライン配信は4000~5000円程度で102万人が視聴した。単純合算で収入は100億円を超える。グッズ販売を加算すれば興行収入はさらに上振れる。
ハイブの2021年12月期の売上高は約1200億円。4月には米ラスベガスで4日間の公演を予定し、公演活動の再開に合わせて22年の業績はさらに拡大する見通し。
新型コロナウイルス禍を契機とし、オンライン配信と組み合わせたライブ事業が収益の大きな柱に育ちつつある。
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)