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台湾で感染急拡大 わずか1日で累計上回る185人

パニック買いも

新型コロナの感染が急拡大し、警戒レベルが引き上がった15日、休日にもかかわらず、市内の人出は大幅に減った(台北市)

【台北=中村裕】台湾で、新型コロナウイルスの感染が急拡大してきた。当局は15日、185人の感染者を確認したと発表した。海外で感染したとみられる輸入症例は5人で、残りの180人は台湾域内で感染した。これまで累計164人にとどまっていた域内感染者の数を、わずか1日で上回った。

台湾では従来、域内で感染者が確認されることは非常に少なかった。だが、台北市内の接客を伴う飲食店でクラスターが発生し、14日は過去最高の29人が確認され、15日は約6倍の180人と一気に増えた。

当局は15日午前、緊急の記者会見を開き、台北市の警戒レベルを引き上げた。4段階ある警戒レベルで、11日に最も低い「1」から「2」に引き上げたが、さらに「3」に引き上げた。5人以上の会食や、屋外でも10人以上の集まりが禁止される。28日までの暫定措置。

台湾全土では、接待を伴う飲食店やスポーツジム、サウナ、カラオケ店などの施設の営業が禁止となった。大学ではオンライン授業に切り替える動きも出ている。外出時にマスクをしない場合は、最大1万5千台湾ドル(約5万8500円)の罰金を科せられる。

新型コロナへの警戒感が広がり、15日は午前中から台北市内のスーパーでは買い物客が殺到した。「遠東SOGO天母店」では、会計カウンターの前に、100メートル以上におよぶ長蛇の列ができ、トイレットペーパーや食料品を買い占める客であふれた。50代の女性会社員は「警戒レベルが3に一気に上がったので、怖くて急いで買い物に来た」と話した。

これまで新型コロナを抑えていた台湾だけに、市民のショックは大きい。蔡英文(ツァイ・インウェン)総統も、パニックにならないように注意を呼び掛けている。

台湾の感染者は累計1475人。大半は海外からの渡航者で、域内での感染者は344人となった。死者は累計12人にとどまっている。

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