中国、香港・本土間の高速鉄道を3年ぶり運行再開 - 日本経済新聞
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中国、香港・本土間の高速鉄道を3年ぶり運行再開

【広州=比奈田悠佑】中国で香港と本土を結ぶ高速鉄道が15日、運行を再開した。新型コロナウイルスの流行後、約3年間にわたって停止していた。香港から本土に入る際の隔離措置はすでに撤廃されており、交通手段が増えることで一段と往来しやすくなる。

再開したのは、中国南部の広東省広州市や深圳市と香港をつなぐ高速鉄道で、新型コロナの感染拡大を防ぐため2020年1月から運行を停止していた。再開した高速鉄道で広東省から香港へ向かう予定だという女性は15日、「3年ぶりの香港。香港の知人と食事を楽しみたい」と話した。

中国は8日、海外や香港から入境する人に求めていた数日間の隔離措置を撤廃した。同時に香港・本土間に複数ある陸路の出入境管理所も運用箇所を増やすなど、往来のハードルを順次引き下げている。すでに多くの人が空路などで往来しているが、値段の安い高速鉄道が再開することで香港・本土間の往来が一層活発になりそうだ。

中国では感染を徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策が事実上終了し、今月下旬には、4年ぶりに移動などの制限がない春節(旧正月)休暇を迎える。ただ、海外渡航は日本や米国、オーストラリアなど複数の国が中国から入国する人を対象に新型コロナの水際対策を強化するなど、なおハードルが高い。より気軽に行ける香港が人気の行き先地となるとみられている。

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