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台湾・蔡総統、米台関係強化をアピール 代表団と会談

蔡総統はアーミテージ元国務副長官と会談し、米台の連携をアピールした(15日、台北市)=総統府提供

【台北=中村裕】台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は15日、総統府でアーミテージ元国務副長官ら米代表団と会談した。蔡氏は会談で「バイデン政権発足後、初の米国からの(要人の)訪問団で、台米関係は着実に発展を続けている」と語った。中国から統一圧力が強まるなか、米台で一段の関係強化を進める考えも強調した。

今回の訪問の目的について、代表団のドッド元上院議員は「バイデン大統領から要請を受け、米国が党派を超え、台湾との協力を深化させるために訪問した」と述べた。

アーミテージ氏は会談でまず、これまでの米台関係を振り返り「かつての米政権の台湾支持の中には、中国への一定の配慮があったことも、私は隠しはしない」と語った。その上で「(これまでの政権とは異なり)バイデン政権は単純明快に台湾を強く支持しており、だから我々は台湾に来た」と強調した。

今回の米側の訪台の狙いには、台湾との関係強化のほか、台湾周辺で軍事活動を活発化する中国へのけん制もある。ただ訪問は非公式の形を取り、トランプ前政権で相次いだ現役高官の派遣ではないところに中国への一定の配慮もうかがえた。

一方で代表団は、18年と19年に台湾を訪問し、蔡氏との会談経験も多いアーミテージ氏のほか、米国が1979年の断交直後に台湾支援を定めた「台湾関係法」の成立に尽力したドッド氏など台湾通で固めた。

こうした動きに中国もけん制姿勢をみせる。中国海事局は14日、台湾海峡の南部に当たる広東省沖の海域で15日から20日まで実弾射撃訓練を行うと発表した。16日には日米首脳会談が予定される。中国大陸と台湾を隔てる台湾海峡についても議論される見通しで、周辺では緊張状態が続く。

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