/

インド新車販売、21%減 20年4~12月 都市封鎖響く

乗用車は10年来の低水準

都市部では渋滞も戻ってきたが、新車販売は都市封鎖の打撃が残った=ロイター

【ムンバイ=早川麗】インド自動車工業会(SIAM)は14日、2020年4~12月の新車販売台数(出荷ベース)が213万6077台と前年同期比21%減ったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とした都市封鎖を受け、夏ごろまで生産・販売ともに落ち込んだのが響いた。乗用車の販売台数は10年前の水準にまで下がり、市場は大きく縮小した。

全体の8割を占める乗用車は177万7874台と16%減、商用車が35万8203台と37%減だった。乗用車は金利の引き下げや公共交通の停止などを背景に20年8月から販売が上向いたが、販売台数がゼロだった4月をはじめ7月までの落ち込みを取り戻せなかった。インド経済が景気後退局面に入る中、トラックなど商用車は直近でも前年実績を下回っている。

乗用車の販売をメーカー別に見ると、最大手マルチ・スズキが19%減の約86万台、2位の韓国・現代自動車が16%減の約31万台だった。19年に参入した韓国・起亜自動車と英系MGモーター、19年4~12月に落ち込みが大きかったタタ自動車の3社のみ前年実績を上回った。

SIAMの鮎川堅一会長(マルチ・スズキ社長)は同日の記者会見で「20年4~12月の累計では乗用車は10年来の低水準だ」と危機感をあらわにした。乗用車などは好転しているとはいえ、「半導体や鉄鋼の不足、鉄など原材料や物流の値上がりといった不確定要素が多く、先行きを予測するのは難しい」と述べた。

20年12月単月の乗用車の新車販売台数は14%増の約25万台と5カ月連続で前年実績を上回った。9月以降の販売を支えた祭事需要は11月に一段落したもようだが、低金利などを背景に12月も引き合いが強かったという。商用車の販売台数は月次で公表していない。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン