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大韓航空、売上高77%が貨物 1~3月 4四半期連続黒字

遊休旅客機の貨物転用などの需要開拓策が奏功している

【ソウル=細川幸太郎】韓国航空大手の大韓航空が14日発表した2021年1~3月期の単独売上高のうち航空貨物事業が77%を占めた。旅客の落ち込みを補い、営業利益は1245億ウォン(約120億円)と4四半期連続で黒字を確保した。ハブ空港の仁川国際空港を主要拠点とし、遊休旅客機の貨物転用などの需要開拓策が奏功している。

売上高は前年同期比24%減の1兆7498億ウォン。そのうち貨物事業は2.1倍の1兆3530億ウォンに増加した一方、旅客事業は88%減の1580億ウォンにとどまった。

貨物事業は欧米向けの長距離路線が好調だった。アメリカ西海岸の港湾施設の混雑によるコンテナ船の滞留や、スエズ運河での座礁事故を背景に「緊急性物資の空輸需要が発生した」(大韓航空)としている。景気回復に伴う需要増によって、貨物運賃が上昇したことも業績を押し上げた。

一方で旅客需要の回復は見えないままだ。一部でチャーター便需要はあるものの、入国制限などで日本路線は97%減、中国路線は96%減など、各方面で厳しい状況が続く。国土の狭い韓国の国内線の比率はもともと1割以下で感染症の影響が直撃する。従業員らの一時帰休などでコスト削減を徹底し、全体として営業黒字を確保した。

韓国首位の大韓航空は同2位のアシアナ航空の買収を決め、機内食事業売却や第三者割当増資などで資金確保を進めた。現在は各国の独占禁止法を審査中で、大韓航空は年内をメドに買収手続きを完了する計画だ。

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