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LG化学、電池素材に5800億円投資 部材も自前生産

【ソウル=細川幸太郎】韓国LG化学は14日、電池素材の研究開発や増産投資、M&A(合併・買収)に今後5年間で6兆ウォン(約5800億円)を投じると発表した。正極材や分離膜、接着剤などを自前で手掛けて車載電池需要の急拡大に備える。電池子会社LGエナジーソリューションの年内上場計画も明らかにした。

LG化学の経営トップである辛学喆(シン・ハクチョル)最高経営責任者(CEO)が経営戦略を発表した。辛氏は「伝統的な化学企業から、技術に裏打ちされた成長動力を持つ科学企業に生まれ変わる」と強調。電池素材と環境対応素材、製薬の3つの成長分野に計10兆ウォンを投資する方針を示した。

そのうち6兆ウォンを投じる電池素材分野では、韓国内でリチウム金属酸化物の正極材工場を年内に着工する。新工場の生産能力6万トンに加え、数年内に欧米でも工場を新設する計画。2026年には正極材の生産能力を20年比7倍となる26万トンに引き上げる。

同分野でM&Aも検討するという。車載電池を構成するリチウム素材などの鉱山権益の獲得なども進めて100%子会社のLGエナジーソリューションが手掛ける車載電池の需要急拡大に対応する。

同社は米ゼネラル・モーターズ(GM)や韓国現代自動車などに車載電池を供給し、受注金額は15兆円規模に膨れ上がっているという。米国と欧州、中国の主要市場で電池工場の増設を進めており、資金確保のために上場手続きを進める。辛氏は「(子会社株の)70~80%は継続保有する」と話し、上場後も一体で経営を続ける考えを示した。

残りの4兆ウォンのうち、3兆ウォンを環境対応素材の開発・量産に充てる。おむつなど衛生用品に使われる吸収性樹脂や、環境負荷の少ないプラスチック素材などの開発を推進する。1兆ウォンは新薬の研究開発費に充てるという。

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