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中国、4~6月7.9%成長 生産堅調でも資源高に懸念

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【北京=川手伊織】中国国家統計局が15日発表した2021年4~6月期の国内総生産(GDP)は物価の変動を調整した実質で前年同期比7.9%増えた。企業部門による堅調な工業生産が支えた。懸念は資源高で、企業収益が伸び悩めば、21年後半の設備投資や個人消費の重荷になる可能性がある。

成長率は、日本経済新聞社と日経QUICKニュースが共同で実施した市場調査の平均(7.7%)をわずかに上回った。前年に新型コロナウイルスの打撃でマイナス成長となった反動で大幅増となった1~3月よりは鈍った。新型コロナ前の19年4~6月と比べると11.4%増加した。

季節要因をならした前期比での伸び率をみると、21年4~6月は1.3%だった。1~3月の0.4%から加速した。先進国のように前期比の伸びを年率換算した成長率は5.3%程度となる。

3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)終了後、新型コロナの再拡大を警戒した移動制限が緩み、経済活動が活発になった。

景気の実感に近い名目GDPは前年同期と比べて13.6%増えた。

15日はGDPと同時に他の統計も公表した。

工業生産は1~6月に前年同期比15.9%増えた。19年同時期と比べた年平均の伸びは7.0%で、1~3月(6.8%)からわずかに加速した。新エネルギー車や工業ロボット、半導体の生産が全体を押し上げた。

工場やマンションの建設などを示す固定資産投資は1~6月に前年同期比12.6%増えた。過去2年間の年平均では4.4%増え、1~3月(2.9%)より拡大した。政府が低所得者向けの賃貸物件の建設を促す不動産建設は堅調だった半面、投機規制の影響で不動産販売額は伸び悩んだ。

4~6月の輸出入(ドル建て)は四半期ベースでともに過去最高となった。携帯電話など情報家電のほか伝統的な輸出品である衣料や玩具は伸びた。輸入は資源高で原油や鉄鉱石の調達額が急増し、輸出から輸入を引いた貿易黒字は前年同期より1割近く落ち込んだ。

百貨店、スーパーの売り上げやインターネット販売を合計した社会消費品小売総額(小売売上高)は1~6月、23.0%増えた。19年同時期と比べた年平均増加率は4.4%となり、1~3月(4.2%)からわずかに上振れした。

雇用や所得の回復はなお遅れている。1~6月の都市部の新規雇用は698万人だった。前年同期を24%上回ったが、新型コロナ前の19年1~6月の水準(737万人)には届いていない。

最近の資源高が企業収益を圧迫しており、企業の設備投資を今後下押しする可能性がある。中国人民銀行(中央銀行)は15日から、一部の小型銀行を除いて市中銀行から強制的に預かるお金の比率を示す「預金準備率」を0.5%引き下げた。コスト高に苦しむ中小零細向けの貸し出しを増やすよう促す。

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