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中国の鞍鋼、本鋼の子会社化完了 粗鋼生産世界3位に

【大連=渡辺伸】中国鉄鋼メーカーの鞍鋼集団(遼寧省鞍山市)は本鋼集団(同省本渓市)に51%を出資し、子会社化した。本鋼集団グループの上場会社が13日夜に発表した。世界鉄鋼協会によると、鞍鋼の2020年の粗鋼生産量は3819万トン。本鋼と単純合算すると年5555万トンで、世界7位から3位に浮上する。

遼寧省の国有資産監督管理委員会から本鋼の株式51%を無償で取得した。鞍鋼は中国4位、本鋼は同11位の鉄鋼メーカーだ。鞍鋼の譚成旭・董事長は3月、「25年までに粗鋼生産量で年間7000万トンを目指す」と表明しており、さらなる再編の可能性もある。鞍鋼は8月20日に出資計画を明らかにしていた。

鉄鋼メーカーが乱立する中国では政府が再編を通じて生産能力を削減させる方針を打ち出している。メーカーは二酸化炭素(CO2)排出量の削減も政府から迫られている。統合で高炉などを集約すれば、脱炭素にも対応しやすくなる。鞍鋼は生産設備を集約しつつ、規模を拡大する難題が待ち受ける。

鞍鋼は05年、本鋼と経営統合して鞍本鋼鉄集団を設立したものの、連携が進まず解消した経緯がある。10年に攀鋼集団(四川省)と統合し、規模を拡大した。中国メディアの報道によると、16年まで5年連続で赤字決算だったが、人員削減などを進め、17年に黒字転換した。

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