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台湾・蔡総統、アーミテージ元国務副長官らと15日会談

蔡総統はアーミテージ元国務副長官の台湾訪問を歓迎し、15日に会談する=AP

【台北=中村裕】台湾の総統府は14日、同日から台湾を訪問するアーミテージ元国務副長官ら代表団について「心から歓迎し、バイデン大統領と米政府の台湾への支援に、心から感謝する」との声明を発表した。代表団は15日、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統と会談を予定する。非公式訪問だが、昨年から米高官の訪台が相次ぎ、中国の激しい反発は必至だ。

米国は3月末、パラオのウィップス大統領の台湾訪問に駐パラオ米国大使を同行させたばかり。2020年9月には当時のクラック米国務次官が李登輝・元総統の告別式に合わせて台湾を訪問した。断交中の米台の交流が活発化し、中国は激しく反発した。

今回の台湾訪問は、米国が1979年の断交直後に台湾支援を定めた「台湾関係法」の制定から42周年に合わせたという。米国が台湾との政府間交流の拡大に向けた新指針を9日に発表したばかりのタイミングでもある。新指針は米台の接触制限の大幅緩和を打ち出した。

米国の矢継ぎ早の動きの背景には、中国に対して強い圧力をかける狙いがあるとみられる。これまで米国は、79年に台湾と断交して以降、「一つの中国」を唱える中国に配慮し、台湾との間で高官の相互往来を自粛してきた。それをトランプ前政権が少しずつ変えてきた経緯がある。

トランプ前大統領は2018年3月、米台の高官の相互訪問を促す「台湾旅行法」に署名し成立させた。断交中でも、米台で高官の相互往来を積極的にできるようにした。

これに対し、中国は「米国と台湾のいかなる形の公的交流にも断固反対する」との立場を繰り返し、主張している。

今回の代表団の派遣はバイデン大統領の要請とされる。アーミテージ氏は直近では18年と19年に台湾を訪問し、蔡総統とも会談している台湾通だ。台湾と関係が深いドッド元上院議員、スタインバーグ元国務副長官も含まれた。

ドッド氏は台湾関係法の成立に尽力し、スタインバーグ氏も数回の訪台経験がある。バイデン氏も01年、米上院外交委員会委員長だった当時、台湾を訪問している。

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