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広州交易会開幕、消えた20万人バイヤー 冷える宿泊飲食

広州交易会のネット化で、ホテルや飲食店の客入りが減っている(14日、広州市)

【広州=比奈田悠佑】中国最大級の貿易商談会「中国輸出入商品交易会(広州交易会)」が15日開幕した。新型コロナウイルス対策のため、昨年に引き続き3回目のネット開催となった。世界から約20万人の仕入れ業者(バイヤー)らが集まる大商談会がオンライン化したことで、地域の宿泊や飲食業の売上高は減っている。

広州交易会は主に中国の機械や日用品メーカーが参加する商談会で、1957年に始まり毎年2回開催している。通常開催の会期中は300億㌦(約3兆2千億円)もの仕入れ契約が結ばれる。世界200カ国からバイヤーが集まるため市内のホテルは混雑、宿泊料が高騰する。

ただネット開催では事情は異なる。市内のある中堅ホテルの予約担当者は「値上げなんてできない」とこぼす。通常開催時は1泊の料金を平時の2倍以上の590元(1万円弱)に引き上げるという。市内でバーを営む女性は「本来なら開幕数日前から外国人で混むが、ネット開催ではどうにもならない」とあきらめ顔だ。

ネット開催だった2020年10月の前回、広州市内の宿泊・飲食売上高は67億元(約1100億円)と、通常開催した19年10月と比べて40%減った。

一方、参加企業からも不満がもれる。商品の動画紹介で数十万人の視聴者がいても商談は数件にとどまるなど対面に比べ効果が低いとの指摘がある。

今回からは商品紹介ページを海外のSNS(交流サイト)で簡単に共有できる機能などを加えた。広州交易会を所轄する中国対外貿易センターの徐兵・副主任は「オンラインプラットフォームを改善し、出展側と仕入れ側の利便性を高めた」と主張する。

通例では次回は10月に開催するが、開催方式は現時点で決まっていない。世界的に新型コロナの流行収束がみえないなか、PCR検査の結果やワクチンの接種歴を証明する「ワクチンパスポート」の運用なども焦点になる。

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