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中国、20年の輸出3.6%増 マスクなどコロナ関連けん引

貿易黒字は大幅増、過去2番目の水準

早期の生産回復で年初の輸出の落ち込みを挽回(上海市の港)=ロイター

【北京=川手伊織】中国税関総署が14日発表した2020年通年の貿易統計(ドル建て)によると、輸出は前年比3.6%増の2兆5906億ドル(約269兆円)となった。4年連続で伸びた。新型コロナウイルスを早期に抑え込み生産を回復させたことで、マスクなど新型コロナ関連の出荷が好調だった。

輸入は1.1%減の2兆556億ドルとなり、2年連続で前年を下回った。昨春、国際市場で原油価格が大幅に下落した影響が出た。輸出から輸入を差し引いた貿易黒字は5350億ドルだった。前年比27%の大幅増となり、15年(約5900億ドル)に次ぐ過去2番目の水準となった。

20年初めは新型コロナの感染拡大で中国国内の生産が止まり、輸出も大幅に落ち込んだ。春以降は生産回復とともに、世界でのウイルスまん延をうけて、海外からの受注が増えた。6月以降、輸出の前年同月比増加率は徐々に拡大し、20年12月は18%だった。

20年の輸出をけん引したのは新型コロナ関連の製品だ。マスクを含む織物が前年比29%増の1538億ドルに達した。医療機器も金額は181億ドルと大きくはないが、40%伸びた。在宅業務の普及でリモート需要が膨らみ、パソコンも12%伸びた。玩具など伝統産業も年後半にかけて持ち直した。

地域別では全体の2割近くを占める米国向けが7.9%伸びたほか、欧州連合(EU)や東南アジア諸国連合(ASEAN)向けもともに前年を6.7%上回った。

輸入は原油の数量が7.3%伸びたが、単価下落の影響で金額は27%減った。一方、最大の輸入品目である半導体は15%増加した。米政府が20年9月に中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)向け禁輸を厳格化する直前に駆け込み需要が生じた。また厳格化以降も最先端ではない半導体の輸入が続いているとの指摘もある。

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