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中国卸売物価、9月上昇率最大 電力不足が素材高に拍車

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【北京=川手伊織】中国国家統計局が14日発表した9月の卸売物価指数は前年同月比10.7%上昇した。比較可能な1996年10月以降で最大の伸びを記録した。資源高に加え、国内の電力制限で素材の生産が落ち込み価格が上がったことも全体の物価上昇に拍車をかけたもようだ。

同時に発表した9月の消費者物価指数(CPI)上昇率は0.7%で、8月の0.8%から縮小した。

卸売物価指数を業種別でみると、電力需給が逼迫する要因となっている石炭は75%上昇した。電力不足で生産が落ち込んだ鉄鋼は前年同月を35%上回った。資源高は素材や中間財に広がり、石油・石炭加工、非鉄金属加工、肥料など化学原料、化学繊維は2~4割高まった。

川上と川中の製品をまとめた生産財は14.2%伸びた。対照的に、衣類や耐久消費財など川下にあたる生活財は0.4%の上昇にとどまった。

最終製品の価格上昇が小幅なのは、所得や消費の回復が緩慢なためだ。コスト高の価格転嫁が進んでいない状況はCPIからも見て取れる。CPI上昇率は9月まで4カ月連続で鈍化した。

中国人の食卓に欠かせない豚肉は47%下落したが、原油高でガソリンなど自動車燃料が23%上がった。主要国の中央銀行が物価の趨勢を判断する際に重視する「食品とエネルギーを除くコア指数」は1.2%高まった。

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