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インド農業新法を一時停止 最高裁、大規模デモ踏まえ

インドでは農家によるデモが数万人規模に膨らんでいる=AP

【ニューデリー=馬場燃】インドの最高裁判所は12日、農産物取引を自由化する農業の新法を一時停止する措置を講じた。新法に反対するインド農家の大規模なデモが収束しないことを踏まえた異例の動きだ。インドの農家と政府の新法をめぐる協議の先行きは混沌としている。

新法は2020年9月に施行された農業の取引や契約に関するものだ。従来は農産物の販路が限定されており、主に地域の卸売市場を売買に使わざるを得なかった。新法では販路に制限なく自由に取引できるようになった。

農家は取引の自由化で従来の流通経路が崩れると、大手スーパーなどの民間業者から農産物を安く買いたたかれて収入が減ると懸念する。20年11月26日から農家のデモが始まり、すでに50日近く続いている。参加者は数万人規模に膨らんでいる。農家は主にハリヤナ州やパンジャブ州からデモに参加し、首都ニューデリーとの州境を中心にテントを構えて寝泊まりしている。

農家と政府はこれまで8回の協議を重ねたが、解決策を見いだせていない。農家は新法の完全撤回を求める一方で、政府は一部の修正にとどめようとしており温度差がある。農家と政府は15日にも9回目の協議を予定するが、農家は結論が出ない場合はトラクターで首都ニューデリーの中心地に乗り込んでデモを計画しているという。

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