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大韓航空、4~6月営業利益31%増 貨物売上高が最高

【ソウル=細川幸太郎】韓国航空大手の大韓航空が13日発表した2021年4~6月期の単独営業利益は前年同期比31%増の1969億ウォン(約187億円)だった。経済活動の再開に伴う物流量の増加で貨物売上高は四半期ベースで過去最高となった。仁川国際空港を主力拠点として欧米とアジアを結ぶ新型コロナウイルスワクチン輸送なども収益増につながった。

売上高は16%増の1兆9508億ウォンだった。売上高に占める貨物比率は77%に達し、旅客は11%にとどまった。航空機部品製造や整備事業を含むその他が12%を占めた。コスト面では前年同期に比べ原油価格が大幅に上昇したものの、従業員の循環休職などで人件費を抑えて収益を確保した。

貨物部門は半導体などIT(情報技術)関連部品や自動車部品の輸送需要が好調だった。米西海岸の港湾施設の混雑やスエズ運河の座礁事故などで、船便から航空便に切り替えるケースも多かったという。地域別の前年同期比の増減率は、米州が32%増、欧州が1%増、東南アジアが27%増、中国が23%増だった。

大韓航空は一般旅客機を貨物専用機に転換し、ワクチン輸送用に超低温保存が可能な設備を導入するなど貨物事業の拡大策を進めた経緯がある。

旅客部門は変異ウイルスの拡大で苦境が続く。地域別で国内線は67%増となったものの、最大の収益源だった米州が6%減、欧州が45%減、東南アジアが19%減と落ち込んだ。日本路線と中国路線は売上高が増加したが、19年比では依然9割減の水準が続いている。

21年下半期の展望については「旅客需要は変異ウイルスの拡散によって旅行心理が萎縮し需要回復は限定的」とした。好調な貨物事業は「コロナの感染再拡大で診断キットの需要増やワクチン輸送が本格化する」との見通しを示した。

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