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中国、香港上場の海外株も売買可能に 仏ロクシタンなど

【香港=木原雄士】香港取引所と上海・深圳の両証券取引所は13日から株式相互取引(ストックコネクト)の対象銘柄を拡大した。「南行き」と呼ばれる本土から香港への投資対象に仏化粧品のロクシタンや米旅行かばんのサムソナイトが加わり、中国本土の投資家が香港経由で初めて外国企業株に投資できるようになった。

相互取引は香港を通じて外国人投資家が中国本土株、本土投資家が香港上場株を売買する仕組みだ。

今回の見直しで香港から本土の「北行き」は上海上場の598銘柄、深圳上場の436銘柄が加わった。本土投資家がアクセスできる「南行き」の対象には英スタンダードチャータードやカンボジアのカジノ運営会社ナガコープ、石炭大手ヤンコール・オーストラリアなど外国企業株が加わった。

ゴールドマン・サックスによると、今回の措置で相互取引の対象銘柄は市場全体の時価総額の90%を占めるようになる。同社は2023年の外国人による中国株への投資が200億ドル(約2兆7000億円)、本土から香港への投資が50億ドルそれぞれ増える可能性があるとの見方を示した。

香港取引所のニコラス・アグジン最高経営責任者(CEO)は「国際的な企業が発行する香港の株式が相互取引の対象になり、上場市場としての香港の魅力が大きく高まる」とコメントした。

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