ミャンマー、総選挙でも貧困 平常化ほど遠く
ミャンマー政変2年㊦
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ミャンマー国軍は8月にも国際社会の批判を押し切って総選挙を実施し、国軍支配を維持した形での「民政復帰」を目指す。最大都市ヤンゴンなど都市部を掌握し「平常化が進んでいる」と吹聴するが、低賃金や物価上昇に苦しむ市民の不満は爆発寸前だ。
工場には活気戻る
縫製工場が密集するヤンゴン北西部のラインタヤ郡区。日が傾き始めた午後5時ごろ、工場からトラックの荷台に乗った若い女性工員が次々と出てきた。韓国ブラン...
ミャンマー国軍は2021年2月1日、全土に非常事態を宣言し、国家の全権を掌握したと表明しました。 アウン・サン・スー・チー国家顧問率いる政権を転覆したクーデターを巡る最新ニュースはこちら。