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台湾、WHO総会参加認められず 中国に強く反発

WHOは5年連続で、台湾の年次総会への参加を見送った=AP

【台北=中村裕】台湾の外交部(外務省)は11日、24日から開かれる世界保健機関(WHO)の年次総会への参加が、今年も認められない見通しになったと明らかにした。参加申込期限の10日までに、WHOから台湾に招待状が届かなかったという。台湾の行政院は「中国が妨害した」との見解を示した。

台湾当局は引き続きWHOに対し参加を求め「最後まで戦い続ける」としている。台湾は2009~16年まで、年次総会にオブザーバーで参加していた。

17年以降は、中国大陸と台湾は1つの国に属するという「一つの中国」論を認めない台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統が誕生したことで、中国が反発し、オブザーバー参加が認められなくなったとされる。

今回の決定について、行政院の羅秉成報道官は11日「中国はあらゆる面で台湾を妨害し、世界の主要国が台湾の国際機関への参加を支持する呼びかけを無視している」と述べた。

台湾のオブザーバー参加を巡っては、ブリンケン米国務長官が7日、台湾を参加させるようにWHO事務局に要請したことが明らかになったほか、日本なども参加を支持する立場を示していた。

台湾では新型コロナウイルスの感染拡大が他国に比べ大きく抑えられている。そのノウハウなどを情報共有することがWHOにとって有益なものであり、WHO非加盟の台湾のオブザーバー参加が支持される、大きな理由の一つとなっていた。

WHOは10日、台湾のオブザーバー参加について「加盟国が決定すること。事務局が決められることではない」と従来の主張を繰り返していた。

中国外務省の華春瑩報道局長は11日、台湾の総会参加について「台湾の真の目的は、独立にある。断固反対する」と強く反発していた。

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