シンガポール交通大手、自動運転ベンチャーに出資 - 日本経済新聞
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シンガポール交通大手、自動運転ベンチャーに出資

【シンガポール=中野貴司】シンガポール交通大手のコンフォートデルグロは11日、自動運転のソフト開発を手がけるイスラエルの新興企業、オットーピアに400万ドル(約5億3千万円)を出資すると発表した。コンフォートは自動運転バスの運行実験などを繰り返しており、出資によって自動運転の実用化に向けたノウハウの蓄積を急ぐ。

オットーピアは自動運転車両を安全に遠隔管理するソフトを開発する新興企業。コンフォートは1億ドルのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を運用しており、自動運転分野を重点投資対象としている。オットーピアへの投資資金もCVCから拠出する。

コンフォートは自動車向け半導体などを手がけるイスラエルのモービルアイとも提携し、シンガポールで自動運転タクシーの導入を目指している。自ら自動運転の技術開発に参入するのではなく、出資や提携によって自動運転車両の運営、管理技術を取得し、実用化を先導したい考えだ。これまでもシンガポール国立大学の構内で、1年以上にわたって自動運転の巡回バスを運行した実績がある。

コンフォートはシンガポール、オーストラリアや英国、中国など7カ国で合計3万4千台のタクシーやバス、レンタカーを保有しており、シンガポール以外の国でも自動運転車両の展開を視野に入れる。

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