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香港活動家の周庭氏が出所 警察、捜査は継続見通し

【香港=木原雄士】無許可集会を扇動した罪で服役していた香港の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)氏が12日午前、刑期満了で出所した。2020年12月に禁錮10月の実刑判決を受けたが、模範囚として刑期が短縮された。香港警察は別件の容疑で捜査を続ける見通しだ。

周氏は19年6月に「逃亡犯条例」改正案への抗議活動で警察本部を包囲したとして、無許可集会への参加と扇動の罪に問われた。重罪犯を収容する大欖女子懲教所(刑務所)で服役していた。受刑態度がよいと刑期が本来の3分の2に縮まる規定が適用されたようだ。

同時に実刑判決を受けた活動家の林朗彦(アイバン・ラム)氏は4月に出所した。黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏は他の抗議活動でも有罪判決を受け、合計の刑期が2年以上に延びた。

出所後の周氏を取り巻く環境は厳しい。服役前に香港国家安全維持法に違反した容疑で逮捕され、パスポートを押収された。警察が同法に基づく捜査を続ける限り、香港から出るのは難しいとみられる。周氏は服役中の2月、支援者を通じて「刑務所を出たら少し身体を休ませたい」と述べていた。

周氏は14年の大規模デモ「雨傘運動」に参加した後、黄氏らと政治団体デモシスト(後に解散)を結成した。流ちょうな日本語を話し、日本に向けて香港の民主化を訴える活動に力を入れてきた。逮捕時には日本からSNSで早期解放を求める声が広がった。

香港では周氏の服役中に選挙制度の見直しが決まるなど、民主派への締め付けが一段と強まった。12日は19年の大規模デモで若者らが警察と衝突した日から2年にあたり、ネット上で抗議活動が呼び掛けられた。警察は11日、無許可デモを扇動した容疑で学生団体幹部らを逮捕した。

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