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インド、乗用車出荷6カ月連続増加 1月11%増

都市部では交通量も増え、多くの経済活動が新型コロナウイルス流行前に戻りつつある(1月、ムンバイ)

【ムンバイ=早川麗】インド自動車工業会(SIAM)が11日まとめた1月の乗用車の新車販売台数(出荷ベース)は、前年同月比11%増の27万6554台だった。多目的スポーツ車(SUV)がけん引し、6カ月連続で前年実績を上回った。だが販売店での小売台数は減少するなど実売とのズレがあるうえ、半導体不足の生産への影響も懸念され、好調が続くかは不透明だ。

販売台数の内訳を見ると、SUVが37%増だった一方、小型車やセダンなどは1%減だった。インドで近年SUVの人気が高まっている面もあるが、世界的な半導体不足で小型車などは一部の車種で生産が滞った企業もあったもようだ。

メーカー別では最大手のマルチ・スズキが0.6%の微減だったが、販売台数は約13万9000台と50%のシェアを維持した。SUVに強い韓国の現代自動車と起亜がそれぞれ約23%増えた。ホンダトヨタ自動車など日本勢もモデルチェンジなどが寄与し、大幅に増えた。

一方、米フォード・モーターは15%減となった。同社は1月に半導体不足でインド国内の工場を数日間休止した。同社のインド法人は印PTI通信に対し、「部品サプライヤーと密に協力して確保に取り組んでいるが、半導体不足の問題は少なくとも21年上半期は続く可能性がある」と説明した。

小売台数を集計する自動車販売店協会連合(FADA)の統計では4%減となり、実売は落ち込んだ。FADAは「半導体不足によって販売できる車種が限られたほか、自動車業界が需要を見誤った面もある」と指摘した。出荷と実売の乖離(かいり)が続けば、在庫が積み上がり、販売店の経営を圧迫する恐れがある。

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