ラオスに迫る「債務のワナ」、初の高速鉄道も中国頼み
[有料会員限定]
【バンコク=岸本まりみ】東南アジアのラオスが中国への依存を強めている。急ピッチで建設を進めているラオス初の高速鉄道は中国側の投融資でかなりの部分がまかなわれているとみられ、新型コロナウイルスへの対応でも中国頼みが鮮明だ。返済に窮すれば重要インフラの権利を握られる「債務のワナ」に陥るとの観測も出ている。
建設中の高速鉄道は中国が主導する広域経済圏構想「一帯一路」の一環だ。首都ビエンチャンと中国南部の...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り907文字