正恩体制10年、独裁強化へ 外交軽視し軍事に集中
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【ソウル=恩地洋介】北朝鮮の朝鮮労働党大会が10日、金正恩(キム・ジョンウン)氏を総書記に選出した。今年は正恩氏が最高指導者の地位を継いで10年目を迎える。独裁統治の基盤を固めるため、祖父の金日成、父の金正日両氏が使った呼称を復活させ、党の掌握を強める考えとみられる。
朝鮮中央通信が報じた党大会の決定書は、金正恩氏の礼賛にあふれた。「天才的な英知と崇高な風貌を持つ卓越した指導者」「非凡な外交知略で...
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