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平和賞首相が総選挙勝利 エチオピア、正当性疑問も

6月に実施したエチオピア総選挙はアビー首相率いる与党「繁栄党」が勝利した(選挙戦で演説するアビー氏)=AP

【ナイロビ=共同】エチオピアで6月21日に実施された人民代表議会(下院、547議席)選挙で、選管当局は10日、2019年にノーベル平和賞を受賞したアビー首相率いる与党「繁栄党」が勝利したと発表した。ロイター通信が伝えた。連邦政府と反政府勢力が紛争状態にある北部ティグレ州を含む多くの地域で、治安上の懸念などから投票が延期されており、結果の正当性に疑問が呈される可能性がある。

エチオピアは約80の民族を抱える多民族国家。民族対立を背景とした反政府デモの活発化で前首相が2018年に辞任。アビー氏が後を引き継ぎ、今回の総選挙が直接民意を問う初の審判だった。確定した436議席中、繁栄党は410議席を占めた。

6月に実施したエチオピア総選挙ではアビー首相率いる与党「繁栄党」が勝利した(投票に並ぶ人々)=AP

総選挙勝利を受け、ティグレ人民解放戦線(TPLF)との紛争の終結を急ぐとみられる。ティグレ州政府を率いてきたTPLFはアビー氏と対立、昨年11月に連邦政府軍との交戦が始まった。連邦政府は州都メケレを一度掌握したが、TPLFがことし6月奪還、連邦政府は一方的停戦を宣言した。アビー氏側はメケレへの軍再派遣を示唆している。

国連はティグレ州で食料不足など深刻な人道危機が起きていると指摘、アビー氏への国際的な批判が高まっている。

総選挙は多くの地域で投票が秋以降に延期となった。票集計に時間がかかり、当初予定より結果発表が遅れていた。

アビー氏は隣国エリトリアとの国境紛争を平和裏に終結させたとして平和賞を受賞した。

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