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独社買収、来年下半期に完了 台湾グローバルウェーハズ

【台北=中村裕】シリコンウエハー世界3位の台湾の環球晶円(グローバルウェーハズ)は10日、同業4位の独シルトロニックを買収することで両社が正式に合意したと発表した。買収額は約37億5千万ユーロ(約4700億円)。月内にTOB(株式公開買い付け)を実施し、来年下半期に買収を完了する計画だ。

グローバルウェーハズは10日、電話会見を開いた。経営トップの徐秀蘭董事長は買収の狙いについて「当社に比べ(窒化ガリウムやシリコンカーバイドなどの)第3世代の半導体素材など先端の開発が進んでおり、生産能力が大きく拡大し、顧客の要求に十分に応えられるためだ」と語った。

シルトロニックは、独フランクフルト証券取引所に上場している。TOBはシルトロニック株の過去90日間の平均株価に対し、約48%のプレミアムを上乗せした1株当たり125ユーロ(約1万5800円)で実施する。約5週間を予定し、来年1月中に終了する計画だ。

徐氏は「22年には、今よりさらに半導体需給は逼迫する。できるだけ早く買収手続きを完了させたい」と語った。買収が完了すれば、日本のSUMCOを抜き、世界首位の信越化学工業に次ぐ世界2位に躍り出る。シェアは約3割を握る。

シルトロニックは1968年に設立。19年12月期の売上高は12億7千万ユーロ(約1600億円)。台湾積体電路製造(TSMC)、米インテル、韓国サムスン電子、独インフィニオン・テクノロジーなど大手が主要顧客。独2工場のほか米国、シンガポールに工場を持つ。

グローバルウェーハズの19年12月期の売上高は580億台湾ドル(約2100億円)。買収で、世界約10カ国に約20工場を持つ一大メーカーとなる。

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