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トヨタの中国新車販売、22年0.2%減 10年ぶりマイナス

【広州=川上尚志】トヨタ自動車は10日、中国での2022年の新車販売台数が21年比0.2%減の194万600台だったと発表した。10年ぶりに前年実績を下回った。一部の主力車種の販売は堅調だったものの、新型コロナウイルスの感染拡大と厳しい防疫対策などが生産や販売に響いた。

車種別の販売は「カムリ」などが前年実績を上回ったが、コロナの感染拡大によって一部工場で生産調整を実施したり、半導体不足で部品供給に制約を受けたりした。日本から輸入販売している高級車「レクサス」も日本での生産が滞った影響で22.5%減の17万5300台に落ち込んだ。

22年12月販売は前年同月比19.8%減の18万3800台で、2カ月連続で前年実績を下回った。「カローラクロス」など一部の多目的スポーツ車(SUV)が堅調だったが、「全国的な感染者拡大による来店者数の大幅減が大きく影響した」(トヨタ)という。

他の日系大手の22年の中国販売は、ホンダが前の年に比べ12.1%減の約137万台で2年連続マイナス、日産自動車も22.1%減の約105万台で4年連続のマイナスだった。中国汽車工業協会の予測によると、中国全体では1.7%増になった見込みだ。

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