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韓国大統領選、与党候補に李在明氏 「日本追い越す」

過半数で選出

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【ソウル=恩地洋介】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権を支える与党「共に民主党」は10日、2022年3月に投開票される大統領選の公認候補に、京畿道知事の李在明(イ・ジェミョン)氏(56)を選出した。地域ごとの党員投票や一般公募のオンライン投票の累計で過半数を得票した。11月に選ばれる保守系野党の候補と「ポスト文」を競う。

李在明氏は10日にソウル市で実施した党員らの投票で51.4%、3回目となる一般のオンライン投票で28.3%をそれぞれ得票した。9月に始まった予備選の累計得票率は50.2%に達し、2位の李洛淵(イ・ナギョン)元首相を11ポイント超引き離した。

李在明氏は選出後に演説し「日本を追い越し、世界を先導する国をつくる。必ず勝利し、就任式で文大統領と固く手を取り合うだろう」と強調した。

一方、李洛淵氏側は無効票の処理に関する異議申立書を11日に党選挙管理委員会に提出すると表明した。仮に異議が認められた場合は、李在明氏の得票は過半数に届かず、決選投票となる可能性が出てくる。だが、党執行部は11日「候補者は確定した」(宋永吉代表)として異議は認めない考えを示した。

李在明氏は人権派弁護士出身で、ソウル近郊の京畿道・城南市長を経て2018年に京畿道知事に当選した。国会議員の経験はなく、党内では非主流派だ。歯切れのいい発言が持ち味で、新型コロナウイルスへの迅速な対応などが評価され、徐々に支持を伸ばした。

予備選では政策論争よりも中傷合戦が繰り広げられた。李在明氏には城南市長時代に推進した都市開発に絡む疑惑が浮上した。開発で法外な配当を受け取った会社が、市の開発公社にロビー活動をしていた疑いなどで、李氏の側近とされる人物が検察に逮捕された。

保守系野党だけでなく、予備選を争った2位の李洛淵氏も李在明氏本人の関与を追及したが、李在明氏は「野党勢力が偽ニュースを扇動している」と反論した。10日のオンライン投票では李洛淵氏にダブルスコアでリードされるなど逆風が強まっており、今後の捜査が大統領選本選の行方に影響する可能性もある。

李在明氏は次期大統領にふさわしい人物を尋ねる世論調査で先頭に立っている。韓国ギャラップが8日に公表した世論調査では、李在明氏の支持は25%で、後を追う保守系野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検察総長を5ポイント上回った。

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