/

韓国大統領、南北融和「最後の機会」 任期5年目で演説

(更新)
10日、演説する文在寅大統領=聯合・共同

【ソウル=恩地洋介】就任から5年目を迎えた韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日午前、大統領府で演説した。南北融和について「不可逆的な平和へ進む最後の機会だ」と述べ、北朝鮮に対話を呼びかけた。日韓関係については言及しなかった。

韓国大統領の任期は5年で再選はできない。文政権は2022年5月の任期満了に向け、最後の1年に入った。

文氏は非核化交渉が停滞する北朝鮮を巡り「南北、米朝の対話を元に戻す」と指摘した。外交を通じて完全な非核化をめざすとしたバイデン米政権の路線を「柔軟で漸進的、実用的なアプローチだ」と歓迎し、北朝鮮に対して「呼応を期待する」と語った。

北朝鮮は韓国の脱北者団体が4月に大型風船で体制批判のビラをまいたことに反発している。文氏は「南北関係に冷や水を浴びせることは望ましくない。厳正な法執行をせざるを得ない」と述べた。ビラを飛ばす行為を禁じる法律は3月末に施行されたが、米議会には人権や表現の自由の侵害を懸念する声がある。

新型コロナのワクチン接種に関しては「9月末までに、接種対象の国民全員に対する1次接種を終える」と述べ、11月以前には集団免疫を獲得できると説明した。政府が国産ワクチンの開発を支援する考えも示した。

国民の不満が高まっている不動産価格の高騰問題について「深刻化する資産の不平等を改善するため、不動産投機を徹底的に遮断し、腐敗を必ず清算する」と強調した。不動産政策の失敗や公職者の不正は、4月のソウル・釜山両市長選で革新系与党の候補が敗退した原因となった。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン