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スー・チー派の党本部を強制捜査 ミャンマー当局

クーデターに抗議し、スー・チー氏の解放を求める市民(9日、ヤンゴン)=ロイター

【バンコク=岸本まりみ】クーデターで国軍が全権を掌握したミャンマーで9日夜、当局がアウン・サン・スー・チー国家顧問が党首を務める国民民主連盟(NLD)の党本部に強制捜査に入った。ロイター通信など複数のメディアが伝えた。国軍が主張してきた2020年11月の総選挙での不正に関する追及を強め、NLDの弱体化を図る狙いとみられる。

英BBC放送は目撃者の話として、当局がヤンゴンの党本部に踏み込んだのは現地時間の夜10時ごろと報道。党本部に人はおらず、逮捕者は出なかったとしている。国軍は8日に最大都市ヤンゴンや第2の都市マンダレーで夜8時以降の外出を禁じる命令を出していた。

ミャンマー国軍はNLDが大勝した20年の総選挙について、「有権者名簿に多数の不正があった」と不当性を主張。同党を率いるスー・チー氏については無線機を違法に入手した「輸出入法違反」の疑いで身柄を拘束している。

NLDによると、当局は2日以降、マンダレーなどの党地方支部を捜索し、パソコンや書類を押収していた。

市民は強硬姿勢をとる国軍への反発を強めている。9日までにクーデターに対する抗議デモが4日連続で開かれた。国軍はヤンゴンなどの主要都市で5人以上の集会を禁じる命令を出し「国の安定や人民の安全、法の支配を脅かす行為に対しては法的措置を取る」とデモ隊をけん制するが、勢いはとどまらず、9日の抗議デモ参加者は数十万人に膨らんだもようだ。国軍は放水や催涙弾、ゴム弾などで、デモ隊の強制排除に動いている。

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ミャンマー国軍は2021年2月1日、全土に非常事態を宣言し、国家の全権を掌握したと表明しました。 アウン・サン・スー・チー国家顧問率いる政権を転覆したクーデター。なぜ起きたのでしょうか。 最新ニュースはこちら。

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