梨泰院事故招いた「安全不感症」 韓国の癒えぬトラウマ
ソウル支局長 恩地洋介
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韓国には「安全不感症」という言葉がある。安全を軽んじてきた社会の風潮を戒める意味で使われる。156人が犠牲となったソウル梨泰院(イテウォン)の雑踏事故は、警察組織の不感症が浮き彫りになった。事故から約2週間、社会はなお事故の衝撃から立ち直れていない。
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