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台湾DRAM大手の南亜科技、「需給逼迫は年末まで続く」

南亜科技の李培瑛・総経理は9日、半導体DRAMの不足状況について説明した(新北市の本社)

【台北=中村裕】半導体メモリーのDRAM大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)が9日発表した2021年1~3月期決算は、純利益が前年同期比40%増の27億台湾㌦(約105億円)と大幅に増えた。パソコンなどの需給逼迫でDRAM価格が大きく上昇し、利益を押し上げた。半導体不足が深刻となるなか「DRAMも年末まで需給逼迫が続く」との見通しを示した。

同期の売上高は23%増の177億台湾㌦(約680億円)だった。同日開いた記者会見で、経営トップの李培瑛・総経理は「昨年10月からDRAM価格が上昇した。1~3月期の価格は、昨年10~12月期に比べ15%上昇し、売上高と利益を押し上げた」と説明した。

同社のDRAMはパソコンやテレビ、ゲーム機向けが特に多く、スマートフォンやサーバー向けは比較的少ない。供給先は700~800社あり、中国メーカーが多いのも特徴だ。

今後の見通しについて、李総経理は「4~6月期もノートパソコン、ゲーム機向けの需要が依然として強いと予測し、DRAM価格も上昇する。テレビや車向けの需要もかなり強い。業績はさらに拡大する見込みだ」と語った。

そのうえで「DRAMの需給逼迫が年末まで続くとみるが、顧客の中には部品不足を恐れて在庫を十分に確保するため、オーバーブッキング(重複発注)をする企業もある。注意が必要だ」との認識を示した。

21年の設備投資については、20年比で約8割増となる最大156億台湾㌦(約600億円)とし、生産能力の拡大を進める。主に回路線幅が10㌨(㌨は10億分の1)㍍程度の先端品の投資に充てる計画だ。

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