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拘束されたスー・チー派職員の死亡相次ぐ ミャンマー

(更新)
8日夜、ヤンゴンで、治安当局に封鎖解除を求める市民ら=AP

【バンコク=村松洋兵】民主化指導者アウン・サン・スー・チー氏が率いる国民民主連盟(NLD)の職員1人が9日、最大都市ヤンゴンで治安当局に拘束された後に死亡した。NLD関係者が明らかにした。ミャンマーでは拘束されたNLD職員の死亡が相次いでいる。2月1日にクーデターを起こした国軍はスー・チー氏も拘束し、少なくとも4件の容疑で訴追済みだ。

9日に死亡したのはNLDがヤンゴンに設立した職業訓練所を担当するゾー・ミャット・リン氏。死因は明らかでない。同氏の親族が国軍系の病院に遺体の返還を求めている。ヤンゴンでは6日にも別のNLD職員が自宅で拘束され、7日までに死亡したことが明らかになった。

ヤンゴンでは8日夜から9日早朝にかけ、当局が市内の一部を封鎖し、国軍への抗議デモに参加していた学生ら約200人が一時孤立した。地元メディアによると、少なくとも20人が拘束された。

9日付の国営紙は、国軍が2月1日のクーデター後に設けた最高意思決定機関「国家統治評議会」が8日に首都ネピドーで会合を開き、国軍のミン・アウン・フライン総司令官が「法律に従って暴動(デモ)に対処し、(累計で)男性29人と女性5人が死亡した」と話したと報じた。国連はデモ参加者の死者を50人以上と指摘している。

総司令官は、国軍が拘束した民主化指導者アウン・サン・スー・チー氏の経済顧問のオーストラリア人、ショーン・ターネル氏の取り調べを通じ「機密情報にあたる経済データが見つかった」とも述べた。公務員や会社員が国軍への抗議のしるしとして職場を離れる「不服従運動」について「以前から用意されていた可能性がある」と指摘し、運動にかかわる資金源を調べているとも明かした。

同紙によると、国軍は、クーデター後に「解任」したスー・チー氏が事実上のトップだった政権の閣僚らに汚職があったと主張している。

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ミャンマー国軍は2021年2月1日、全土に非常事態を宣言し、国家の全権を掌握したと表明しました。 アウン・サン・スー・チー国家顧問率いる政権を転覆したクーデター。なぜ起きたのでしょうか。 最新ニュースはこちら。

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