フィリピン財閥LTグループ、事業継承難航
たばこ増税、フィリピン航空破綻懸念も重荷
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【マニラ=遠藤淳】フィリピンでたばこなどを主力とする大手財閥LTグループが難路に直面している。創業者で会長のルシオ・タン氏は86歳を迎えたが、第2世代への事業継承は難航。足元では好調なたばこ事業は増税で市場の先細りは避けられそうにない。同氏がLTとは別に持つフィリピン航空が経営破綻する可能性も浮上するなど、グループの将来像は不透明さを増している。
LTグループは10月、ルシオ・タン会長の妻カルメン...
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