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北朝鮮、「韓流」を集中摘発 金正恩氏が指示

5月、マスク姿の平壌市民=共同

【ソウル=恩地洋介】韓国の情報機関、国家情報院は8日、北朝鮮当局が若者の間で流行する「韓流」の集中摘発を実行していると国会で報告した。国内統制を強めようとする金正恩(キム・ジョンウン)総書記の指示で、韓国式の言葉使いや服装を取り締まっているという。

脱北者の証言によれば、当局の目を逃れて韓国の最新ドラマやKポップを鑑賞する北朝鮮の若者は少なくない。中国から持ち込まれたUSBメモリーなどを通じて広まっている。

国家情報院の報告を受けた国会議員の説明によると、北朝鮮当局は韓国コンテンツの影響を受けた若者言葉を「革命の敵」と呼び、取り締まりに注力している。

例えば、韓国で若い女性が彼氏を呼ぶときに使う「オッパ」は、北朝鮮式に「ナム(男)トンム」と改めさせている。街角で抱き合う行為も摘発対象だという。

金正恩氏は4月、朝鮮労働党の末端組織の幹部を集めた会議で、若者の思想の変化に懸念を示し「青年の服装とヘアスタイルについても細かく気を配り、統制すべきだ」と指示した。

北朝鮮指導部が韓流ブームを警戒するのは、民主主義社会の情報流入が独裁体制への脅威となるからだ。2020年12月には「反動思想文化排撃法」を制定し、韓国の動画を広めた際の最高刑を死刑とした。視聴した場合は15年の懲役が科される。

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