習氏、脱貧困「達成」を宣言 巨額投融資で県の負債拡大
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【北京=羽田野主、多部田俊輔】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が2020年を期限とする「貧困ゼロ」目標が達成されたと宣言した。「1億人近い貧困人口が貧困からの脱却を実現した」と誇るが、中央や地方政府が下位の行政区分である貧しい県に巨額の資金を投融資し、それを原資とする補助金が配られた影響も大きい。県の負債は膨らんでおり、持続できるかどうかが課題になりそうだ。
「いまの基準で貧困の県がなくなり...
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