/

中国共産党、習氏を毛沢東と同列に 歴史決議採択へ

重要会議「六中全会」開幕

【北京=羽田野主】中国共産党の重要会議である第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が8日、開幕した。結党から100年間で3度目となる「歴史決議」を採択し、習近平(シー・ジンピン)総書記(国家主席)の権威を建国の父、毛沢東や改革開放を進めた鄧小平と同列まで高める。2022年秋の党大会で異例の3期目続投につなげる狙いがある。

8日朝、北京市中心部は厳格な交通管制が敷かれ、会場の一部となるホテルの周りには警官が大幅に増員された。中国国営の新華社は習氏が6中全会に出席し「党の100年にわたる奮闘の重大な成果と歴史経験に関する決議案」について説明したと伝えた。6中全会は11日まで4日間の日程で開く。最終日に採決する運びだ。

習氏は歴史決議で自身の「新時代」の到来を強調し、鄧の敷いた路線と一線を画する思惑があるとみられる。

中国共産党機関紙の人民日報は6日、「中華民族数千年の歴史で最も壮大な叙事詩を描く」と題した記事で習氏の指導力をひたすら礼賛した。国営通信社の新華社も同日、「習氏は疑いなく歴史の潮流を操る核心的な人物だ」と称賛するなどメディアも総動員して権威付けを進めている。

もう一つの焦点は党高官の人事の有無だ。習氏は異例の3期目続投へ環境整備を進めてきた。17年の党大会で自らの後継候補を指名せず、18年には憲法を改正し2期10年までとされていた国家主席の任期を撤廃した。習氏が6中全会でも党高官の人事を見送れば、来年の党大会では習氏以外に党トップの適任者がいないことになる。歴史決議と併せて習氏の続投に向けた準備が整うことを意味する。

歴史決議は党100年の歴史でこれまで2回しかなく、重要な意味を持つ。

1度目は建国の父、毛沢東が1945年にそれまでの党の歩みと誤りを総括して、党内で絶対的な主導権を確立した。2度目は81年、鄧小平が指導して起草した。毛が66年に発動して10年間にわたり中国全土を大混乱に陥れた「文化大革命」を否定し、市場経済を取り入れる「改革開放」を後押しした。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン