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北朝鮮、核開発主導の幹部が降格 「重大事件」で引責か

(更新)
平壌の錦繍山太陽宮殿を訪れた金正恩氏。最前列に李炳哲氏の姿はなかった(8日)=朝鮮通信

【ソウル=恩地洋介】北朝鮮で核・ミサイル開発を主導した最高幹部の李炳哲(リ・ビョンチョル)朝鮮労働党書記が、党指導部の中枢である政治局常務委員から降格したことが判明した。韓国の情報機関は、李氏が党軍需工業部長になったと分析している。金正恩(キム・ジョンウン)総書記が6月末に言及した「重大事件」に絡んで責任を問われたとみられる。

朝鮮中央通信によると、金正恩氏は故金日成主席の死去27周年を迎えた8日未明、同主席の遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽宮殿を党幹部と共に訪れた。金正恩氏を含む4人の政治局常務委員が最前列で参拝するなか、李氏は政治局員候補が並ぶ3列目に写っていた。

北朝鮮の李炳哲氏=朝鮮通信・共同

李氏は2020年8月に政治局常務委員に選ばれた。空軍司令官などを務め、核や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発に携わった。新型弾道ミサイルの発射実験に立ち会うなど、軍需部門を統括する立場にあった。

李氏が元の地位に戻る可能性もある。核・ミサイルを増強する指導部方針に変化はないとみられる。

金正恩氏は6月29日の党政治局拡大会議で、幹部らの怠慢で「国家と人民の安全に大きな危機をもたらす重大事件」が起きたと発言。幹部を交代させたが、具体的な報道はなく臆測を呼んでいた。

韓国の国家情報院は8日の国会報告で、重大事件は防疫に絡む軍の不手際が問責されたとの見方を示した。中朝貿易の再開に向け、軍の飛行場を拠点にしようとしたが、消毒施設などの準備が不十分だったとされる。軍の備蓄米の管理なども問われたもようだ。

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