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インドネシア1~3月GDP5%増 資源高で輸出がけん引

【ジャカルタ=地曳航也】インドネシア中央統計局が9日発表した2022年1~3月期の国内総生産(GDP)は、物価の変動を除いた実質で前年同期に比べて5.01%増えた。世界的な資源高に押された輸出がけん引した。4四半期連続のプラス成長で、経済は回復基調を強めている。

GDPの約6割を占める家計消費は前年同期比で4.34%、同じく約3割を構成する投資は4.09%伸びた。輸出は16.22%増加した。2月下旬のロシアによるウクライナ侵攻に伴い、世界的に資源の需給が逼迫するなか、石炭やパーム油など主要輸出品目が伸びた。

インドネシアの3月の輸出額は前年同月比44%増の264億9600万ドル(約3兆4400億円)と過去最高額を更新した。政府は国内の電力料金の維持のため、発電用の石炭について1月から国内供給を優先するなどの輸出制限策を講じているが、価格の高騰で相殺しているとみられる。

インドネシアは新型コロナウイルス禍で20年に22年ぶりのマイナス成長に沈んだが、翌21年にはプラスに転換。新型コロナ感染防止対策の緩和が続くなか、経済のけん引役となる輸出は今後も堅調に推移する見通しだ。財務省は22年通年の実質GDPについて前年比4.8%~5.5%の増加を見込む。

景気の懸念材料は物価高だ。中央統計局が9日に発表した4月のインフレ率は前年同月比で3.47%増だった。3月に比べ0.95%上昇した。資源高は輸出を後押しする一方、食品や燃料など生活必需品の価格上昇として跳ね返り、家計を直撃している。

首都ジャカルタなどでは物価高に抗議する学生デモも相次いでいる。政府は4月下旬から食用油の原料となるパーム油の禁輸に踏み切った。中央銀行もインフレを警戒し利上げを視野に入れている。

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