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与党連合の有力政党、マレーシア首相辞任を要求

(更新)

【シンガポール=中野貴司】マレーシアの与党連合の一角を占める統一マレー国民組織(UMNO)は8日未明、連立政権から離脱し、ムヒディン首相に辞任を求める方針を決めた。実際に離脱すれば、ムヒディン氏は国会議員の過半数の支持を維持できなくなり、退陣に追い込まれる可能性がある。

UMNOは連邦議会下院(定数222議席)で40議席近くを占める有力政党。2020年2月に当時のマハティール首相が辞任した後、ムヒディン氏を首相候補に押し立て、連立政権に参加したが、その後にムヒディン氏との間で溝が深まっていた。3月には次期総選挙でムヒディン氏のマレーシア統一プリブミ党(PPBM)と共闘しない方針を決めていたが、これまで連立政権にはとどまっていた。

ムヒディン氏は国会議員の過半数の支持を辛うじて確保する状態が続いており、UMNOに所属する閣僚が一斉に辞任すれば、政権は成り立たなくなる。ただ、UMNOの中には現執行部に批判的な勢力もおり、一部の閣僚が閣内にとどまるなどすれば混乱した状態が続く可能性もある。

ムヒディン氏は7日に突然、UMNOに所属するイスマイル・サブリ・ヤコブ国防相を副首相に昇格させると発表した。UMNO懐柔策の一環だったとみられる。5日にはUMNOが求めていた国会の早期再開に応じるなど、水面下で両者の激しい綱引きが続いていた。

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