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中国、「反外国制裁法案」を審議 対中圧力をけん制

中国の習近平国家主席=ロイター

【北京=羽田野主】中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)常務委員会は7日、外国が中国を制裁した場合に反撃する反外国制裁法案の審議をした。米欧などの対中制裁に直ちに対抗する体制を整えて、抑止する狙いがあるとみられる。

中国国営の新華社が伝えた。すでに4月に最初の審議をしており、今回は2回目となる。通常の法案よりも異例のハイペースで審議をしており、近く可決される可能性がでてきた。

法案の概要は明かしていない。新華社は「いくつかの西欧諸国は新疆ウイグル自治区や香港などを口実に中国に圧力をかけている」と主張した。国家主権や核心的利益を断固として守る必要があると立法理由を解説した。「やられたらやりかえす」とも強調した。

米国や欧州連合(EU)、英国、カナダは新疆ウイグルで人権侵害があったとして今春に対中制裁を発動した。新法の審議はこの後に始まっており、対抗する動きとみて間違いなさそうだ。

中国がEUに制裁で反撃したのをきっかけに、欧州議会で中国とEUの投資協定の審議が凍結になる事態を招いている。中国が新法をもとに強硬措置に出れば米欧と報復の連鎖に陥るリスクも抱える。

習近平(シー・ジンピン)国家主席は「中国の発展利益を守る」とくり返しており、国内向けに強い指導部を示す狙いもあるとみられる。

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