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中国軍機15機が再び台湾防空識別圏に侵入

中国軍機が7日、再び台湾の防空識別圏に大量侵入した=国防部提供

【台北=中村裕】台湾の国防部(国防省)は7日、中国軍の戦闘機など計15機が同日、台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。台湾への関与を強める米国などに対し、強い反発姿勢を示したものとみられる。最近は10機以上の大量の侵入が増えている。3月26日以降では4回目となる、10機以上の大量侵入となった。

国防部の発表によると、7日に台湾のADIZに侵入したのは中国軍の戦闘機「殲16」が4機、「殲10」が8機など合計15機を数えた。

中国海軍は5日、空母「遼寧」などの艦艇が台湾周辺の海域で軍事訓練を実施したと発表した。7日の中国軍機も、そうした海軍と連携した合同演習との見方もある。

3月後半から、中国軍の台湾周辺での活動が特に活発化している。台湾と米国が沿岸警備の協力強化で合意した直後の26日、過去最多の20機の中国軍機が台湾のADIZに侵入した。3月29日にはパラオのウィップス大統領の訪台に、駐パラオ米国大使が同行したことにも反発し、10機がADIZに侵入した。

台湾の呉釗燮・外交部長(外相)は7日の記者会見で、こうした中国軍の威嚇行為に対し「台湾が何も(反撃などを)しないことをいいことに、中国軍は活動をエスカレートさせている」と激しく批判した。

16日に予定される日米首脳会談では、「台湾海峡の安定」にも踏み込むことが予想され、日米共同の台湾への関与に対し、中国は今後、一段と反発姿勢を強めていくものとみられる。

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