[FT・Lex]「ブルーウェーブ」で米国債に天井感
積極財政の見通しからインフレ懸念が台頭
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投資銀行家が顧客に取引を持ちかけるときには、今すぐ取引をしたがっている。年間ボーナスがかかっているかもしれないからだ。だが、2020年にウォール街のジャンク債(低格付け債)の引受会社が反射的に推進したタイミングは完璧だった。ハイイールド債の世界的な発行額は5000億ドルを超え、販売は記録的な水準に達した。米連邦準備理事会(FRB)による暗示的、明示的な支援を受けて、利回りとスプレッド(基準金利に対...
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