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配車大手グラブ、米SPAC上場へ最終調整 FT報道

グラブの評価額は350億ドル程度に達する可能性がある=ロイター

【シンガポール=中野貴司】東南アジアの配車大手グラブが、特別買収目的会社(SPAC)を通じた米国株式市場への上場に向けて最終調整に入ったことが7日分かった。英フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、週内にも合意する可能性がある。上場時に25億ドル(約2750億円)規模の資金調達を目指し、強化分野の料理・食品宅配や金融事業の成長を加速する。

FTによると、グラブは米投資会社アルティメーター・キャピタルのSPACとの合併を通じた上場を検討している。評価額は350億ドルに上り、実現すれば過去最大級のSPAC上場となる見通しだ。グラブの取締役会もSPACとの合併交渉を承認しているという。グラブは7日時点で、SPAC上場についてコメントしていない。

SPACは事業をもたない「空箱」とも言える特別目的会社で、運営者が買収先を探す。買収先の企業にとっては、通常の新規株式公開(IPO)よりも上場準備期間を短縮できる利点がある。グラブのような東南アジアの高成長スタートアップにとっては、投資家の層が厚い米国市場での上場は、自国の証券取引所への上場よりも企業価値が高く評価されやすい。そのため、SPACを通じた米国上場が有力な選択肢に浮上していた。

グラブは創業時の主力事業だった配車が既に黒字転換しており、足元では料理や食品の宅配や金融事業の収益拡大に注力している。米国市場に上場すれば、より機動的な資金調達が可能になるため、金融サービスの多角化などに資金を重点配分する見通しだ。

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